Nostalsic 作品展への道のり (19)
初作品展開催までのあたふたを綴ります。
木パネルの四辺のはみ出た写真を折り曲げるのですが、折りが悪いと仕上がりがよろしく無い事態に直面。
印画紙は意外と硬いのでしっかり折り曲げないと折り線が甘くなります。ただ長辺は45cmくらいあるので一気に曲げたいところですが腕を使っても一気には折ることができません。下に50cmの定規を入れて一気に折り曲げようにも少しでもずれるとアウトです。そこでサービス版の印画紙を使って、線が一番綺麗に折り曲げられる方法を試した結果、一度カッター線を薄く入れてからあとは木パネルの縁にそって指で丁寧にしっかり折り曲げていく方法が一番仕上がりが良くなりました。
試行錯誤が続きます...
さらに見る...
パネル貼りも自分でやることになり、コスト的にも仕上がりの面でも一番やりたかった水張りはRCペーパーのため出来ない。今の木パネルの主流はスチレンボードに写真を貼り付けて、それを木パネルの上にボンドで付着させ、周りを化粧テープで囲うのが一般的な方法とわかりました。水張りの良いところは、紙は水に浸して乾くと膨張する特性を利用して写真が綺麗に貼れるところと折り返し部分があるのでフチがカバーされ左右上下どこから見ても立体的でおしゃれ見えるところ。おまけに写真を平滑に保つ裏打ち加工が必要ないのでスチレンボードやボンド、両面テープなど不要でコスト面でも有利です。スチレンボードに貼る方法は、まずスチレンボード自体歪みがあるため平滑性が乏しいのと折り返し部分がないのでフチの部分に立体感が無い。それから歪みやボンドの性能の関係から写真の下に空気が入ってボンドが剥がれ、そこに空気が入りシワになりやすい、熱に弱いなど仕上がり面もコスト面でもあまりいいところがありません。 つづく・・・
自作木パネルは予定の20枚をなんとか作り終えたので、写真をその木パネルに貼る作業に入ります。
本当は水張りができるといいのですが、汎用の印画紙のRCペーパーでは1層だけ裏の膜を剥がさないと水が染み込まないので出来ないとの事、この1層膜を剥がすには名古屋では2社くらいしか出来ないらしいです。そこの額縁屋さんにお願いしようかとも考えましたが、木パネルを自作で既に作ってしまっているので持ち込みでお願いするのもちょっと申し訳が立たないのと素人の作りでプロに見せるのも憚られるとの理由から自分で貼り込む事にしました。がここからが大変でした。つづく・・・
20枚作り終えました。手鋸で垂直に45度正確に切り落とすのは精神修行の様な感じでした。
結局のところ完璧に上手く作れたと思ったのは1枚あったか無かったかでしたが失敗しても削ったり、接ぎ木したり、おがくずとボンドで穴埋めしたり出来る事など
失敗から学ぶ事が多くて、失敗してもあきらめるな、失敗は成功のもとなど実感できて勉強になりました。
さて次は作品のプリントとそれが終われば裏打ち加工とパネル貼りが待っています。
このNOSTALSIC特設サイトも作者自らレスポンシブで作っています。
スマホでの文章周りの余分な余白を縮めるのに5日間費やしました。
解決できた時の喜びは思わず「オッシャー」という気分です。
辿り着くまでの悶々とした日々は、風呂に入っていても、TVを見ていても
考えてしまう、たったこれだけの事なのに...
自分は趣味程度ですが、SEとかプログラマーとか大変な仕事だなぁと思います。